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鹿角とのご縁を繋ぐ、地域商社事業への挑戦

大湯温泉郷は約800年前から、豊富な量の湯が自然湧出する地として知られ、江戸時代にはこの地を治めていた南部藩の保養温泉地に指定されていたといいます。近くには十和田湖・八幡平等の観光資源があるこの大湯温泉郷ですが、近年は観光客や宿泊客の減少が続き、厳しい状況に置かれていました。

平成22年、この地域の観光施設を整備することを目的として「(仮称)湯の駅おおゆ整備基本構想及び基本計画」が策定され、市に提言されました。地域住民が考えた大湯温泉郷の将来像は「温泉を大切にした元気な交流のまち」。大湯の歴史文化を大切に伝承しながら、大湯らしい魅力的な暮らしができること、活力ある大湯の産業(生業)が育つことが付け加えられ、「(仮称)湯の駅おおゆ」の基本コンセプトは「湯けむりただよう交流市場」となりました。

鹿角市はそのコンセプトを基に、建築設計のコンペティションを実施。採択されたのは隈研吾氏が率いる隈研吾建築都市設計事務所でした。提案の中で隈氏が打ち出した設計コンセプトは「賑わいを生み出すまちの『えんがわ』」。縁側に座って庭を眺めるように、大湯の美しい景色を楽しんでもらいたいという想いが込められていました。隈氏自らが実際に歩いて見つけたという大湯の魅力と地元の思いを絡めた設計コンセプトとなっていました。

ノリット・ジャポンが「道の駅おおゆ」の指定管理者公募へ参加したのは、日本短角種である「かづの牛」を使用した飲食店の運営や、かづの北限の桃やりんごなどの多くの特徴ある鹿角産品の仕入れ展開、さらには鹿角市の広報PR業務いくつか担当させていただくなど、この地と多くのご縁を感じていたという経緯があります。また青森ー岩手ー秋田の県境であり、物流拠点としても魅力的なエリアでした。この地域の資源(特産品、観光資源、サービスなど)を商材としてマーケティング活動していく地域商社事業の拠点としたいという思いがありました。

©️川澄・小林研二写真事務所

Concept

縁が輪になる、大湯のえんがわ。

道の駅の運営に関わるコンセプトは、地域住民が導き出した基本コンセプトと、隈氏の思いを込めた設計コンセプトを統合し、「縁が輪になる、大湯のえんがわ」。としました。

大湯地区が持つ「地力」を、人を引きつける「磁力」に変えていく。そのためには、人の繋がり=ご縁を大切に、滞留させることなく循環させていく(=輪にする)ことが大切だと考えました。

地域の人たちの交流の場としてはもちろん、外の地域の人たちの受け入れ口として機能させ、そのなかには市の魅力を発信し、移住・定住の提案や人材交流、情報交換や各種交流といった「他の地域の人たち」との縁、さらに市産品のPRや売込み、市の観光宣伝など「他の地域の商圏」との縁を繋いでいくことも含んでいます。

©️川澄・小林研二写真事務所
©️川澄・小林研二写真事務所
©️川澄・小林研二写真事務所
©️川澄・小林研二写真事務所
©️川澄・小林研二写真事務所

Projects

現地法人として株式会社恋する鹿角カンパニー(代表:菅原久典)を設立し、道の駅指定管理事業を行なっています。鹿角の地域商社として、市産品のPR販売や商談会への参加などを積極的に行い、農畜産物が豊かな鹿角市の素材を活用した商品開発プロジェクト「KAZUNO CAN(カヅノキャン)」ブランドでは、「やれば、できるさ」を合言葉に、これまでに地域になかったこれまでに多くの商品を世に送り出しています。また鹿角市のふるさと納税中間管理事業も担当しており、市の魅力発信のために力を注いでいる。

KAZUNO CAN https://www.koisuru-kazuno.com/kazume/

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