価値を生み出す商品パッケージの作り方! ノリット・ジャポンのデザインの裏側公開します。【餃子の餃天様編】

初めまして。デザイナーの石井です。
バイトから入社して3年半。デザインに携わり5年。デザインって楽しいものだと思いながら過ごしています。まだまだ知り足りない、学びたいことばかりです。デザインに携わるようになってから、デザインによって商品に付加価値をつけるにはどうしたらいいのか、常々考えてきました。

今回はノリットで作ってきた商品の出来上がるまでのデザインプロセスをご紹介しつつ、私が作る上で私が感じてきた“パッケージの価値の作り方”の見解をお伝えしたいと思います!

リニューアルする前の餃子の餃天様のパッケージデザイン

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こちらは餃子の餃天さんのリニューアルをさせていただいた商品。以前のパッケージはこちらでした。
筆書体がカッコいいですね。無地の箱に筆の書体で書かれたものです。「しったげうめえ」の文字も秋田らしさを感じさせるとも思いました。

クライアントさんの要望は、4つ。

  • 催事で商品を売り出すときに通り過ぎてしまうので、目を引くものにしたい。
  • またもっと楽しく、美味しさが伝わるパッケージにしたい。
  • 良くなるのであればロゴマークも変えても良い。
  • 箱の資材の金額はできるだけ押さえたい。

催事での販売とネットでの販売が主に流通先とのことで、

餃子の餃天といえば○○!

とキャッチーになるブランド戦略をたてる必要があると考えました。「餃子の餃天」らしさとはなんだろう? と考えてもっと特徴を探したいと思いました。そこで、まずは商品の内容を深く掘り下げることから始めました。

そして、3つの特徴があることが分かりました。

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→1. 店名「餃子の餃天」にも個性!

「餃子の餃天」のネーミングは店長の奥様が決めたそうで、店長のお名前・天平さんの「天」と「餃子」をかけて「餃天」とされたそうです。仰天(ぎょうてん)するの仰天の言葉とも相まって、食べることで驚きや感動を与えられる感情を伴うようなネーミング。個性も感じるし、ぜひ活かしたいなあと思いました。

→2. 商品は全て手作りで徹底された製法

添加物なし、着色なし、保存料なし。使用している野菜は毎日市場に行き、目で触れて確かめる徹底ぶり! だからおいしいのか…とナットク。餃子の餃天さんは「我が子に安心して食べさせられる餃子しか断固作りません!」と仰っていて、商品に対して情熱を持っているんです。その『情熱』もどうにかパッケージで伝えたいと思いました。

→3. ここだけしか味わえない、赤餃子、緑餃子など彩り豊かな商品

餃子でここまで色々楽しめる商品展開は他で見たことがありませんでしたし、それぞれの味が際立っています。他の餃子と比較した際に、オリジナリティーを感じられる最大のポイントでした。

【考えた結果】餃子の餃天は「彩り豊かな食卓を演出している!」

この特徴を踏まえて思ったのは、楽しく感じる円卓。彩り豊かな特徴的な餃子。今まで頂いてた実際の商品イメージは下記のようなカタチでした。

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そこからイメージをぐっと変えて

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餃子が円状に並ぶ円卓の様子、またカラフルに彩る餃子の様子が思い浮かびました。楽しい円卓の餃子。どれから食べよう? なんて思いながら箸をつついたら楽しいだろうなあ。妄想が膨らみます。

【考えた結果】イメージをロゴマークに活かす!

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円卓を彩る円形に並んだ餃子をロゴマークに踏襲しました。この商品を買う方々の家庭もこんな円状に食卓を彩ってほしい。そんな思いからこのロゴマークは生まれました。ロゴマークに創業年数も加えることで歴史も感じることができます。
普段は見せられないのですが、こちらはボツ案です。このカタチのロゴに至るまでにはクライアントさんと「あーしたらどうだろう、こうしたらどう伝わるだろう」と二人三脚で考えています。ネーミングも含めて一緒にいい方向性を探っています。

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【考えた結果】ロゴマークを活かすことでインパクト重視のパッケージに

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催事で歩く人が商品を見るのは一瞬です。その瞬時に何が売られているか分かる必要がありました。今回作成したロゴマークが象徴的に感じたので大きく箱に配置し「餃子だ!」と分かるようにました。ロゴマークを活かしたことで、箱が店頭に並んだとき、1個1個のロゴが美しく並び、目をひきます。

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秋田で、手作り無添加の餃子を作ってきた「餃子の餃天」さんの想いも脇に加えています。秋田を代表する餃子、催事で色んな箇所で出店されているということだったので、秋田という場所で作られる餃子を文章で表しています。

【考えた結果】単色で制作することでコスト削減

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値段を押さえたいとのことで、フルカラーではなく、2色、1色の単色を使用しています。餃子の色が特徴的な商品なので、パッケージデザインもそれが感じられるようにベタで色を敷き、彩りを与えています。コストを押さえつつ、インパクトも出せました!

【まとめ】パッケージの価値の作り方はその商品の特徴、魅力を見えるカタチとして最大限に伝えること。

今回のキーワードは

  • 独自のストーリーを活かす〈名前の個性・商品の作られ方〉

  • 唯一無二の個性特徴を活かす〈カラフルな餃子〉

この2点です。この2点に重点を当てることで「餃子の餃天」さんの個性がより際立ったと思います。
価値に繋がる要素をひとつひと掘り下げて、それをカタチにしていく。価値の作り方は洗練されたデザインでもなく、かっこ良くすることでもなく、

その商品に合った魅力を最大限に表現すること。

それに尽きると思います。

「餃子の餃天」さんは、箱をリニューアルしたことによって売り上げが1.7倍上がったそうで、私は嬉しさのあまり泣いた思い出があります(笑)。それぐらい思い入れがありますし、一緒にお仕事ができて本当に良かったと思っています。

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[two_fourth class=”” last=”no” ]至福と情熱の紅白餃子[/two_fourth]

[two_fourth class=”” last=”yes” ]いかがでしたでしょうか? 多くの方は、普段できあがった商品しか目にすることはないと思いますが、商品ができるまでには商品を作ってる方々の想いがあります。お客さんに伝わるのは箱の印象のみですので、その裏側にあった想いまでパッケージに表現できるように日々精進していきたいと思っています!!

今回紹介した餃子の餃天さんの餃子は「秋田ずらり」でご購入頂けます。[/two_fourth]

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[one_fourth class=”” last=”no” ]餃子の餃点 至福の白餃子
至福の白餃子
12個入
[/one_fourth][one_fourth class=”” last=”no” ]餃子の餃天 赤餃子
情熱の赤餃子
12個入
[/one_fourth][one_fourth class=”” last=”no” ]餃子の餃点 新緑のふき餃子
新緑のふき餃子
12個入
[/one_fourth][one_fourth class=”” last=”yes” ]餃子の餃天 紅白餃子
紅白餃子
赤、白餃子各6個
[/one_fourth]

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